株式会社東海軒(本社:静岡県静岡市駿河区、代表取締役社長:平尾 清)は、本年12月1日を以って創業133年を迎えることができました。地元静岡市の皆様、または県外の皆様に支えられてここまできました。そこで、133年を迎えるにあたり当社販売店舗に於いて「創業133年周年祭」を開催させていただきます。
新型コロナウイルスによるパンデミックは、私たち社会の形や価値観を大きく変えました。インターネット環境の普及による販売環境の変化により、多くの物が通販サイトで流通するようになり、お弁当にしても「冷凍駅弁」など広く流通するようになりました。こうした社会環境の変化の中であっても駅弁製造業者として、今後も日本独自の食文化「駅弁」を通して地域社会への貢献をしていければと考えております。
「株式会社東海軒」
【東海軒の変遷】
・加藤辨當店 明治22年12月1日~明治33年3月31日
・三盛軒 明治33年4月1日~大正3年3月31日
・東海軒 大正3年4月1日~大正15年12月17日
・合資会社東海軒 大正15年12月18日~昭和9年3月11日
・合名会社東海軒 昭和9年3月12日~平成13年2月28日
・株式会社東海軒 平成13年3月1日~現在に至る
【元祖鯛めしの誕生】
明治25年1月に静岡大火が現在のJR静岡駅周辺で発生し、全焼した焼け跡の片付けをしている加藤辨當店の前身である米問屋山西屋の夫人の姿があった。当時は、興津沖(現在の駿河湾)でアマダイの漁期であったため、馴染みの漁師が大火で病を患った山西屋主人にお見舞いと言ってアマダイを5.6尾つかみ出しては置いていった。アマダイは煮ると身がボロッとくずれてしまい、折詰や商売には使えないので、家族の食事にこのボロボロした鯛の身をご飯にかけて食べていた。甘い味付けと軽い舌触りが受けて子供たちがよく食べた。ある時、鉄道の高官が子供を連れて主人のお見舞いに訪れたことがあり、その子供にもボロボロした甘い味付けの鯛のそぼろをご飯にかけて出したところ、大変喜んで食べたことがあった。この時の出来事をきっかけに、かねてより子供向けの汽車辨當を考えていたこともあり、改良を重ねて数年…。明治30年に「元祖鯛めし」が誕生しました。
この静岡大火が起こっていなかったら、静岡駅に鯛めしが生まれていなかったかもしれません。
【133周年祭概要】
開催期間 :2021年12月1日(水)~5日(日)
開催場所 :JR静岡駅構内東海軒コンコース売店、
東海軒静岡伊勢丹地階店(SOZAI屋とうかいけん)、
東海軒登呂工場売店、東海軒泉町売店
販売時間 :各店10時より
【期間中の限定販売品】
期間中は限定数を創業祭価格にて販売を致します。
各日販売品:12/1(水)元祖鯛めし 通常 750円 → 500円で販売
12/2(木)限定鯛幕弁当 通常 1,250円 → 1,000円で販売
12/3(金)大御所弁当 通常 850円 → 600円で販売
12/4(土)特製鯛めし 通常 950円 → 700円で販売
12/5(日)幕の内弁当 通常 880円 → 500円で販売
特別販売品:12/1(水)~12/5(日)
<祝>めで鯛めし(桶)と133周年記念弁当「燦燦膳」を限定販売致します。
12月4日(土)、5日(日)
牛すきやき弁当と川根いなりを限定販売致します。
注意事項 :上記期間中は、各店舗別に限定販売数を設定して販売致します。取扱い店舗により販売数は違いますので詳しくは別紙ご案内チラシをご確認ください。
【抽選会について】
東海軒創業日でもある12月1日(水)にのみ「創業祭抽選会」を行います。
抽選会参加方法:11/10(水)~12/1(水)16:00の期間中、東海軒各店舗(4店舗)で500円(税込)以上お買い上げにつき抽選会用スタンプカードにスタンプを1つ押印させていただきます。スタンプ5つにつき一回抽選会にご参加いただけます。
抽選会本数 :200本限定 ※無くなり次第終了とさせていただきます。
抽選会会場 :JR静岡駅構内東海軒コンコース売店にて11:00より開始致します。
抽選会会場図:
注意:スタンプが溜まったけど当日抽選会に参加できない、もしくは抽選定員200名に達してしまい参加できなかった場合には、12/1(水)~12/15(水)の期間中対象店舗にてペット茶と引き換えもしくは、東海軒店舗で使える100円割引券としてご利用いただけます。
※割引券として使用する場合はおつりはでません。
※スタンプカードの換金はできません。
■会社概要
商号 : 株式会社東海軒
代表者: 代表取締役社長 平尾 清
所在地: 〒422-8033 静岡県静岡市駿河区登呂六丁目5-35
設立 : 1889年12月1日(明治22年)
URL : http://www.tokaiken.jp
明治22年2月1日、静岡の地に鉄道が開通されて以来130余年、当社は静岡に鉄道が開通された同じ年の明治22年12月1日に「加藤辨當店」として鉄道内での弁当の立ち売り業から始まりました。
明治、大正、昭和、平成と時代を経て、「元祖鯛めし」や「幕の内弁当」など数々の駅弁を販売してきました。
時代の流れとともに人々の食生活も変化していく中で当社は食の基本でもある「安心・安全・美味しい」を提供するとともに、食文化や駅弁の歴史を今後も発信していきます。