寝るとき専用のおやすみ入れ歯、日本初入れ歯型マウスピースが特許取得

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歯科技工所の運営を行う株式会社お守り入れ歯(本社：北海道札幌市、代表取締役：池田昭)は、中空構造技術の特許取得申請が承認されたことをお知らせいたします。当技工所は、就寝用の予備入れ歯をデジタル製作し提携歯科医院へ提供しております。

1. 日本初の入れ歯型マウスピース「おやすみ入れ歯」

【2年間で増加した死亡者数、誤嚥性肺炎は死亡原因の6位に】

厚生労働省が発表した令和3年(2021)人口動態統計月報年計の概況によると、2019年より死亡者数が4.3％増加しました。そのうち老衰と誤嚥性肺炎が約50％を占め、誤嚥性肺炎は死亡原因の6位でした。高齢化が進み健康への意識が高くなる中、誤嚥性肺炎は著名人の死亡理由として多く目にするようになり、認識されるようになってきました。主な原因としては老化による嚥下(えんげ)機能の低下です。就寝中、無意識のうちに唾液や、口の中の菌が唾液と一緒に肺に流れ込み、悪化すると死に至ります。

【入れ歯をつけて寝る新習慣、おやすみ入れ歯で誤嚥性肺炎予防】

誤嚥性肺炎予防には、就寝中にも入れ歯をつけることが有効です。入れ歯を付けたまま寝ることで唾液が飲み込みやすくなり、誤って唾液が肺に流れ込むのを減らせます。しかし平均の入れ歯保有数は1個です。洗浄が不十分な入れ歯をつけたまま寝ると菌が増殖するので、誤嚥性肺炎の悪化に繋がります。そこで、就寝用の「おやすみ入れ歯」を開発しました。入れ歯をつけて寝る新習慣が広がり見せていることもあり、当技工所でも2022年8月に提供開始以来、誤嚥性肺炎予防に繋がると口コミで注文が増えています。

おやすみ入れ歯とは、日本初の入れ歯型マウスピースです。一般的な一回り大きなマウスピースと違い、3Dプリンターで今使っているものと同じ形態の入れ歯を作るので違和感なく眠ることができます。さらに日本で初めてマウスピースに中空構造を導入し、指でつまむと簡単に曲がる柔らかさで、就寝中の歯ぎしりによる歯茎への負担も軽減できます。利用者からは「食事はできないけど水は飲めるので寝る時はこれで十分。柔らかいので顎の疲れが減ったし、誤嚥性肺炎予防もできて安心」との声。入れ歯を約30分預けて形状データを読み取れば、約1週間、早ければ2～3日で完成します。

【寝る時はパジャマに着替えるように、入れ歯も着替えて快適に】

きっかけは入れ歯利用者の声でした。2021年1月より3Dプリンターで作るお守り入れ歯という予備入れ歯の提供を開始、入れ歯を作る人の理由の多くが「入れ歯がないと寝る前や夜中に喉が渇いても水が飲みにくい」「唾液が飲み込みにくい」「会話ができない」というものでした。誤嚥性肺炎予防のためだけでなくても、やはり就寝用の入れ歯の必要性を感じ開発をすることにしました。

マリンスポーツ用マウスピースの開発で研究中だった中空構造を入れ歯に導入すれば、歯茎の負担も減らせて快適に寝ることができるのではと思い試作を繰り返しました。軽さを求めながらも強度が必要、初めて使う柔らかい原料は調合割合も難しく、割れないギリギリの厚みを探すのに苦戦しました。モニター8名の協力の中、0.5ミリ単位で調整しながらの試作が50回を超えた頃、ようやく完成しました。

代表の声「歯科医師でもある私は高齢者の健康と安心のため、よりよい環境が作れないかと常に考えています。寝る時にパジャマに着替えるように、入れ歯も着替えて快適な睡眠を手に入れてほしいと思い、使い心地のよいおやすみ入れ歯を作りました。誤嚥性肺炎予防のためにも就寝時の入れ歯着用が当たり前になり、おやすみ入れ歯を使う人が増えてほしいと願っています。」おやすみ入れ歯は現在8か所の提携歯科医院で製作受付ができます。

おやすみ入れ歯＝ https://pro.form-mailer.jp/lp/fec0b34e231881

《おやすみ入れ歯サービス概要》

内容　　　　：現存入れ歯の洗浄と除菌後、3Dスキャナーによる

形状読み取りとデータのクラウド保管、

3Dプリンターによる複製、中空加工

所要日数　　：通常約1週間。お急ぎの場合は2～3日や翌日仕上げもできます

料金　　　　：中空加工税込16,500円、通常加工10,450円

(送料はお客様ご負担となります)

予約受付　　：011-596-8814(平日9:00～18:00)

受付方法　　：電話にて受付後、提携歯科医院への来院か電話による

オンライン診療を実施。専用梱包キットを郵送するので、

それに梱包して指定宅配業者へ集荷依頼の連絡。