「SDGs探究AWARDS 2022」学生部門で優秀賞 バナナを皮ごと使用したビールでSDGs達成に貢献を

外食産業・フード 飲料・酒類
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麗澤大学(千葉県柏市/学長:徳永澄憲)の近藤明人教授のゼミナールに所属する経済学部3年次生5名が、「SDGs探究AWARDS 2022」において総計1671件の中から学生部門優秀賞を受賞しました。同コンテストにおける近藤ゼミの学生の受賞は、昨年度の審査員特別賞に続き2回目です。

「SDGs探究AWARDS 2022」は、一般社団法人 未来教育推進機構(UMEDAI)が主催する「SDGs(持続可能な開発目標)」をテーマとした探究活動の発表の場です。今年度のエントリーテーマは「世界の国や地域におけるSDGs達成のために、私たちができる、または実施しているアクションについて」

近藤ゼミの学生が提案したのは規格外のバナナを皮ごと使用したバナナビールの開発と販売、その売り上げの一部をバナナ農家に寄付するというもの。

このアイディアは「バナナの皮を捨てるのがもったいない」という日常生活での気づきから始まりました。バナナの皮の活用について調査を進めていくうちに、生産地におけるバナナ農家の過酷な労働問題や貧困問題、健康被害、そして中身は食べられるのに規格外として捨てられているバナナがあることが分かりました。

これらの問題を解決するために、地元柏市にある醸造所を始め様々な企業・行政・専門家の皆さまにご協力いただき何度も打合せを重ね、考案したのがこのバナナビールです。2022年9月に企画を開始し、試作品の完成まで辿り着くことができました。

チームメンバーの経済学部3年次生の荒井秀祐さんは「バナナビールを大学近隣のお店で販売することができたら、地域と学生の交流機会創出や地域活性化に繋げることができるのではないか」と言います。

チームリーダーを務める経済学部3年次生の秋山詩歩さんは、「沢山のアイディアの中からバナナビールが、優秀賞をいただけたことにチームメンバー一同、驚きと喜びでいっぱいです。バナナビールの販売を目指して今後も取り組んでいく予定です。」と受賞の感想を述べています。

麗澤大学
チームメンバーの荒井秀祐さん(左)と表の秋山詩歩さん(右)
麗澤大学
バナナビールの試作品
麗澤大学
規格外のバナナ