今回の協定締結は、2022年11月に、QatarEnergyがSinopecへ年間400万トンのLNGを供給するという、27年間の長期LNG売買契約を締結した後の新たなマイルストーンとなり、NFE拡張プロジェクトにおける統合的な協力を実現するものです。
Sinopec会長のMa Yongsheng氏と、カタールのエネルギー担当国務大臣であり、QatarEnergyの会長兼CEOであるH.E.Saad Sherida Al-Kaabi氏は、ドーハのQatarEnergy本社で行われた調印式で正式に協定に署名しました。
「世界有数のLNG生産者であるQatarEnergyは、Sinopecにとって最も重要なパートナーの一つです。両社の協力により、中国のエネルギー消費パターンの最適化をさらに強化し、クリーンエネルギー供給の安全性、安定性および信頼性を向上させます。 私たちのパートナーシップの強固な基盤のもと、新たなLNGに関する協業機会を探り、相互利益とウィンウィンの進歩を達成すべく、協力体制の新しい基盤の拡大を期待しています。」Ma氏はこのように述べています。
Al-Kaabi氏は、中国は世界で最も重要な天然ガス市場の一つであり、カタールのエネルギー関連製品にとって重要な市場であると表明しました。 今回の資本参加は、QatarEnergyが約束した「主要なLNG顧客との関係をさらに深める」こと、特にシノペック社のような世界トップクラスの顧客と長期戦略的パートナーシップを構築することを実現するものです。 Sinopecは、NFEプロジェクトにおけるアジア初のステークホルダーであり、今回の協定締結は、中国とカタールの協力関係を示すモデルケースとなりました。
NFEプロジェクトは、総投資額287億5000万米ドルで、カタールの年間LNG輸出量が7700万トンから1億1000万トンに増加することが予測されています。
Sinopecと QatarEnergyのパートナーシップは、中国市場における天然ガスの需要に応え、グリーンで低炭素かつ安全、持続可能なエネルギー開発の継続的な推進につながるでしょう。
詳細は、Sinopec をご覧ください。