本物そっくりのカラフルで精巧なクリームやキャンディ、フルーツなどを用いたインスタレーションや現代アート作品を制作する作家、渡辺おさむの展覧会【渡辺おさむ展 ULTRA SWEETS】を6月22日(火)からgallery UG Tennozu(東京都品川区)にて開催いたします。
■ウルトラスイーツな美術展。渡辺おさむが提唱する新たな美術様式とは?
渡辺おさむが、gallery UG Tennozにて初の個展を開催します。「ウルトラバロック」をイメージしたという、何とも重厚な展覧会タイトル「ウルトラスイーツ」は、今回の展覧会にむけた渡辺おさむの新たな野心の表れでもあります。
「ウルトラバロック」とは、メキシコやペルーなど中南米諸国において、宗主国スペインから受け継がれたバロック建築様式が、現地の美意識と混交することで驚くべき独自の変化を遂げた様式のことです。隙間という隙間を全て埋め尽くす過剰な装飾と鮮やかな色彩は、やや“やりすぎ”感が否めませんが、それらのキッチュな建築郡は、かえって見るものに新鮮な驚きを与えてくれます。
渡辺おさむは、このウルトラバロックに見られる過剰な装飾様式や独自の美学に自身の作品との共通性を見いだし、「ウルトラスイーツ」という造語を生み出しました。あらゆるものをスイーツで覆い尽くす自身の芸術を新しい装飾美術として世に提唱しようというものです。
展覧会では、過去の代表作に加え、「ウルトラスイーツ」の名にふさわしい、1年かけて制作した六曲一双の計6メートルの「鳥獣花木図屏風」を初お披露目。ますます進化する渡辺おさむ芸術から目が離せません。
gallery UG Tennozホームページ
■渡辺おさむについて
スイーツデコの技術をアートに昇華させた第一人者として「東京カワイイTV」(NHK)や「徹子の部屋スペシャル」(テレビ朝日)等、多くのメディアに取り上げられる。その作品は、国内はもとより海外でも注目を集め、中国、インドネシア、イタリア、ベルギー、トルコ、アメリカ、韓国などでも個展が開催され、話題を呼ぶ。また作品集や著書が出版されたほか、大原美術館や清須市はるひ美術館など国内5ヶ所の美術館に作品がコレクションされている。
渡辺おさむホームページ: http://watanabeosamu.tokyo
■開催概要
展覧会名:渡辺おさむ展「ULTRA SWEETS」
会期 :2021年6月22日(火)~7月11日(日)月曜休廊
時間 :11:30-18:30 (金曜のみ11:30-20:00)
会場 :gallery UG Tennoz
〒140-0002
東京都品川区東品川1-32-8 TERRADA ART COMPLEX II 2F
入場料 :無料