沖縄県内における酒類卸問屋として知られる南島酒販株式会社(本社:沖縄県西原町、代表取締役社長:大岩 健太郎、以下 南島酒販)と、沖縄県宮古島を拠点にする菊之露酒造株式会社(代表取締役:下地 一盛、以下 菊之露酒造)は、菊之露酒造の貴重な樽貯蔵古酒を再蒸留し、熟成香と樽の香りを保持しつつ、今までにない味わいの泡盛として再構築するプロジェクトを試験的に成功させました。
この革新的な泡盛は、南島酒販が運営する泡盛ブランド“shimmer”から、2023年年末に91本限定で販売予定です。さらに、この取り組みにより生み出された透明な泡盛と伝統的な樽貯蔵泡盛を組み合わせ、色度を落としながらも樽の風味を損なわない特別なブレンド泡盛も生産されます。このブレンド泡盛は、11月に開催予定の『沖縄ウイスキー&スピリッツフェスティバル』にて12本限定で販売される予定です。詳細情報や製品の発売日に関する最新情報は、shimmer onlineの公式ウェブサイトおよびSNSアカウントで随時発表されますので、お見逃しなく。
■ロングセラー商品「菊之露サザンバレル古酒」について
泡盛「菊之露」の名を冠する「菊之露 古酒サザンバレル」は、1992年の発売以来、多くの泡盛愛好家から支持を受け続けています。この特別な泡盛は、樫樽で3年以上の歳月をかけて貯蔵され、樫樽ならではの華やかな香りと、菊之露らしいまろやかで甘い風味が魅力の「琥珀色の泡盛」として知られています。「菊之露 古酒サザンバレル」は、オンザロックで楽しむのはもちろん、ソーダで割ると、樽香りが漂う泡盛ハイボールとして、多くのファンに親しまれています。
■菊之露サザンバレル古酒の原酒を蒸留
焼酎・泡盛には、酒税法上「光量規制」と呼ばれるルールがあり、樽貯蔵した焼酎・泡盛などは一定の濃さ以下にする必要があります。泡盛メーカーはこの規制に従うため、樽で熟成された泡盛に透明な泡盛の古酒をブレンドすることや濾過をするなどの方法を使って色を調整してきました。しかし、これらの方法を使うと元の樽貯蔵酒の特徴が薄まってしまうという欠点があります。そこで今回、shimmerと菊之露酒造では、この「樽酒の再蒸留」という新しいアプローチが考えました。
樽で熟成された泡盛を再度蒸留することで、透明でありながらも樽の香りを保持した個性的な泡盛を生み出すことが出来たのです。そして、この透明な泡盛を樽で熟成された泡盛とブレンドすることで、樽貯蔵酒の本来の風味を引き出しつつ、光量規制に順守した魅力的な泡盛を提供することが可能になりました。
■本製品と長期樽熟成酒をブレンドした特別な泡盛も本数限定で販売
南島酒販と菊之露酒造の共同プロジェクトによって生まれた再蒸留泡盛は、2023年冬を目途に南島酒販の「shimmer」ブランドで91本限定で販売予定、価格は6,600円(税込)となります。また、再蒸留泡盛と樽貯蔵泡盛のブレンド酒については、2023年11月に開催予定の『沖縄ウイスキー&スピリッツフェスティバル』にて12本限定で販売される予定です。
■企業概要:南島酒販株式会社
設立 : 昭和62年
本社所在地 : 〒903-0104 沖縄県中頭郡西原町兼久277
電話 : 098-882-9393
FAX : 098-882-9398
代表者 : 代表取締役社長 大岩 健太郎
公式サイト : https://nanto-shuhan.com/
shimmer online: https://shimmer.okinawa/
■企業概要:菊之露酒造株式会社
所在地 :沖縄県宮古島市平良字西里290
代表取締役:下地 一盛