地域の社会課題を解決したい! ドローンによる物流事業の社会実装に向けた実用試験を実施

技術・機械
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ドローンサービスプロバイダの株式会社ダイヤサービス(本社:千葉県千葉市、代表取締役:戸出 智祐、以下「当社」という)は、地域の社会課題解決をテーマに千葉市と共同でドローン物流事業の社会実装に向けた実用試験を実施いたしますので、お知らせいたします。

株式会社ダイヤサービス

使用機材(1) 五百部商事AC-0810#

■CO2排出・少子高齢化・労働力不足・災害といった社会問題を解決したい!

千葉市では、国家戦略特区として、農業分野を含む様々な分野におけるドローン活用の早期本格化に向けた取り組みを進めており、今回千葉市の設置する「ちばドローン実証ワンストップセンター」を通じて、環境省の補助事業へ共同申請を行いました。

全国的に少子高齢化が進む中、千葉市においても例外ではなく、特に花見川区は、千葉市で唯一消滅可能性都市であると言われています。

前述の環境省の補助事業は、ドローンを活用することで物流における二酸化炭素の排出量削減や、高齢化等に伴う労働力不足の解消を目的としており、ドローン運用に知見のある当社と千葉市が共同で、3年後の社会実装を目指して検討を進めてまいります。

また、花見川区畑町は周辺を橋で囲まれているなど、大規模災害発生時に孤立する可能性があります。かかる状況下、ドローンによる支援物資搬送等も視野に入れた取り組みが必要不可欠と考えております。

最後に、ドローンによる物流については採算性が大きな課題の1つとなっています。

今回、農作物運搬・宅配・災害対応のドローン兼用プランについての有効性を検証し、社会実装に向けた課題解決を目指します。

■実用試験の概要

【実施要項】

日時    :2022年1月28日(金)

10:00~11:30 (9:45~受付開始)

場所    :HATAドローンフィールド千葉付近

〒262-0018 千葉県千葉市花見川区畑町1161

 https://hata.blue/

スケジュール:〈実用試験の説明〉10:00~10:15

〈実用試験パート〉10:30~11:30

【実用試験内容】

試験(1)農作物運搬

試験(2)ドローン宅配

試験(3)災害時ドローンパトロール

(1)農作物運搬

シナリオ    :1.農作物7kg程度をドローンに積み込む

2.協力農家様(離陸ポイント)を離陸し、

集荷場を想定したHATAドローンフィールド千葉へ向かう

3.HATAドローンフィールド千葉へ着陸し、農作物の積み下ろしを行う

運搬物     :地元農作物

解決を目指す課題:高齢農業従事者は、自動車運転への不安から、

集荷場へ農作物を運搬することが年々難しくなっている

(2)ドローン宅配

飛行詳細    :1.スーパーと想定したHATAドローンフィールド千葉で、

必需品2kg程度を積み込む

2.HATAドローンフィールド千葉を離陸し、民家へ向かう

3.想定される必需品を積み下ろす

運搬物     :必需品(飲食物等)

解決を目指す課題:近くにスーパーがなく、自動車運転に不安のある高齢者は、

買い物が困難である

(3)災害対応

飛行詳細    :1.災害が発生した状態を想定し、

HATAドローンフィールド千葉から空撮ドローンを周回させ、

周辺の道路等に問題がないか状況の確認を行う

2.映像から、人を認識するAIシステムによって、

事前に配置しておいた怪我人の探知を行う

3.怪我人が探知された場所に救助隊(畑町防災会)を

派遣して応急処置を行う

解決を目指す課題:川や山の周辺住民は、

災害発生時に迅速に周辺の情報を把握することができない

※詳細は添付PDFファイルをご参照ください。

<実施体制>

代表事業者:株式会社ダイヤサービス

共同事業者:千葉市

参加事業者:Innovexcite Consulting Service株式会社 (実用試験支援)

五百部商事有限会社 (実用試験支援)

【注意事項】

(1)当日の天候等によって中止とさせていただく場合がございます。

※中止の場合、参加申込者には1月28日(金)8:00までに、メールでご連絡いたします。

(2)ドローンの安全運航のため、実用試験のドローン飛行中はすべての機器のWi-FiおよびBluetooth(携帯電話、パソコン、デジタルカメラ等)の通信をOFFにしていただけますようお願い申し上げます。

(3)新型コロナウイルス感染予防対策として、現地での取材に際してはマスクの着用をお願い申し上げます。