100年続く染工房一般社団法人染の里おちあい(所在地:東京都新宿区、代表理事:高市 洋子)は、カットして捨てられる綿を集めて糸/布にするサステナブルがテーマのトートバッグ「江戸更紗トートバッグ」が副賞の中小企業振興公社理事長賞を受賞しました
「江戸更紗トートバッグ」詳細: https://tokyoteshigoto.tokyo/news/
■東京都が支援する東京手仕事プロジェクトの制作発表にて中小企業振興公社理事長賞を受賞しました
東京都の支援を受けて制作する「東京手仕事プロジェクト」は一年かけて製品を完成させるモノづくりを応援する事業で今回は株式会社タキヒヨが手掛ける「NEW DENIMU」の生地(世界中の落綿を集めて糸から生地に再生し、それをさらに使うサステナブル商品)を使用して着物に染める伝統的な江戸更紗染を手で染めてバッグにしました。着物の持つ「使い切る」日本文化を世界に発信すべく現代の使いやすいバッグを制作した点を評価頂き、中小企業振興公社理事長賞を頂戴しました。
■商品の特徴
*着物を染める江戸更紗の手染めの技術が生きる
江戸末期から明治・大正にかけて更紗を絹に染め纏う事がおしゃれとして流行しました。
江戸更紗の誕生です。色数分を分けて染めていく工程は一つの柄で多いものでも300枚・通常の柄でも20枚程度の型紙を使用します。さらにそれを13m染付けていく工程数は400工程以上になります。粘り強く淡々と染める技には熟練の技術が必要です。
*サステナブルな生地を使用し、購入そのものがごみを減らせる活動になる
現代に洋服はカットソーによるごみが生地の20%を切る事が出来ないと言われるぐらい、製造にゴミが付きまとう環境問題が課題。今回の商品はそのごみを集めて再生し生地にしたコットを使用しているため購入すればするほどゴミが再生される仕組みになっています。着物が持つ「使い切る」精神を世界にアピールします。
*どのようなシーンでも使える現代的な配色
江戸更紗の柄を現代的に配色し、スーツ姿や着物、男性女性問わずに使用できるよう意識して制作しました。
■江戸更紗と型紙保全のクラウドファンディング
世界中を魅了する更紗は江戸に渡って江戸更紗となり和紙文化を持つ日本では型紙を使用して多色染に成功しました。多いものでは300枚の型紙を使用して染める江戸更紗を得意とする染の里おちあいでは100年以上前から使用しすでに使えなくなった型紙が5,000枚以上あり今も捨てられずに保管しています。しかし和紙と水洗いを繰り返した道具である型紙はボロボロでこのままでは破棄せざるを得ない状況をなんとか打破するべく、倉庫に眠る型紙を保全するべくデーター化のクラウドファンディングを行っております。市井のデザイナー達が残したデザインを後世に残したい。その思いがあともう少しで目標に達成する状況です。
■型紙保全クラウドファンディング
1) 過去100年にわたり愛されてきた着物のデザインが復元します。
染の里おちあいには大正9年創業の二葉屋を事業継承のために設立した法人です。二葉屋の頃(大正9年創業)から保管している伊勢型紙やスクリーンは約5,000枚その大半が使用済みです。型紙としての寿命は全うしたものですが、捨てられずに保管しています。触るとホロホロになる型紙をなぜ保管するか。それは時代のデザイナー達の叡智の結集だからです。捨てたら二度と復元出来ない柄がある、デザインがある。その理由で保管し続けてます。
2) 過去のデザインを着物以外の目的にも活用できます
染の里おちあいは、着物の染にとどまらず、アパレルメーカーとして和雑貨を中心に世界に愛される美しいデザインを広めていきます。過去に日本人に愛された柄を現代に生かすべく、活躍するデザイナーの皆様にそのデザインを販売していくサイトを構築します。生活を豊かにするデザインを過去から未来へ繋いでいきます。
【リターンについて】
1,000円:メールにてデジタルデザイン3柄プレゼントします。
2,000円:来苑限定 ハギレの袋詰め放題です。2月24日~6月15日まで
5,000円:江戸小紋又は江戸更紗柄 柄図鑑
10,000円:江戸小紋・江戸更紗柄図鑑セット
20,000円:38cm×4mの江戸更紗生地
50,000円:38cm×13m江戸更紗浴衣生地
150,000円:38cm×13m江戸更紗の絹生地
■会社概要
商号 : 一般社団法人染の里おちあい
代表者 : 代表理事 高市 洋子
所在地 : 〒161-0034 東京都新宿区上落合2-3-6
設立 : 2017年3月
事業内容: 染職人の人材育成と技術の継承を目的に地域に貢献しながら
染文化を世界に発信していく
資本金 : 100万円