音の信号処理に基づくソフトウエア開発のエヴィクサー株式会社(東京都中央区、代表取締役社長CEO:瀧川 淳、証券コード:4257、以下「エヴィクサー」)は、サッカーJ1リーグの名古屋グランパスに音響連動ペンライトを供給することで合意しました。選手入場やチアリーダーの応援、勝利後などのテーマ曲のテンポ、リズムに連動し、ペンライトが自動的に14色に点滅する仕組みです。エヴィクサーが音響連動機能を搭載したペンライトを提供し、名古屋グランパスがスタジアム等で販売します。価格は1本3,000円(税込み)。4月6日に豊田スタジアムで開催する名古屋グランパス対湘南ベルマーレ戦から導入し、まず2,000本の販売を見込みます。
エヴィクサーの音響連動ペンライトは2021年11月12日に中部ニュービジネス協議会、名古屋商工会議所が開いた「名古屋グランパス × スタートアップピッチ2021 in メッセナゴヤ」で最優秀賞を受賞し、商品化に向けて準備を進めてきました。名古屋グランパスはスタジアムだけでなく、スポーツカフェや自宅でもファンが一体となって楽しみながら応援できるうえ、設備面の新規投資が要らないことを高く評価していました。
エヴィクサーは引き続き、スタジアムだけでなくテレビ中継やオンライン配信も含めた一体感のある演出、また豊田スタジアムの防災・避難誘導についても、非常放送などの音響に連動してスマートフォンやデジタルサイネージで知らせるといった活用を提案しています。
エヴィクサーの音響連動ペンライトのプロサッカー導入は、21年8月からJ2リーグのアルビレックス新潟が勝利イベントに使用しているのに続き2番目となります。名古屋グランパスは試合前、ハーフタイム、勝利後と、より活用範囲を広げています。
エヴィクサーの音響通信技術は「暗号化したデータを埋め込んだ特殊な音(透かし音)」やデータベース上に保存されている音(音源)の「特徴点(フィンガープリント)」をスマホやスマートグラス、ロボット端末などのデバイスが自動認識することにより、デバイスをリアルタイムでコントロールするもので、日本だけでなく米国、中国で特許を取得しています。日本の映画館では、スマホやスマートグラスで映画の字幕と音声ガイドを楽しむ無料アプリ「HELLO! MOVIE(ハロームービー)」や、映画館が貸し出す「字幕メガネ」によってバリアフリー上映を実現しています。また、ドローンからスマホに音響通信し、人が行けない場所に防災情報を提供するなど防災分野や、博物館の非接触の多言語サービスにも活用されています。
【エヴィクサー株式会社の概要】
・設立 : 2004年(平成16年)3月12日、
東証TOKYO PRO Marketに
2021年12月株式上場(証券コード:4257)
・資本金 : 5億3,716万円
・事業内容 : 音の信号処理に基づくソフトウエアの
研究開発および音響通信ソリューションの提供
・本社所在地: 東京都中央区新川1-17-22 松井ビル1階
・電話番号 : 03-5542-5855
・ファックス: 03-5542-5856
・URL : https://www.evixar.com/