男性の骨の健康に対するプルーン摂取の好影響  ―男性を対象とした新研究結果発表―

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カリフォルニア州ローズビル(2021年12月3日)-サンディエゴ州立大学の運動及び栄養科学部(School of Exercise and Nutritional Sciences)は、50歳以上の男性が毎日プルーンを摂取すると骨の健康を守る効果があるとの報告を行いました。これは、アメリカにおいてプルーンが男性の骨に与えるメリットを調査する初めての研究となります。日本国内の骨粗しょう症患者の推計は約1,300万人、うち男性が300万人程度とされています。こうした統計結果にもかかわらず、男性の骨の病気はしばしば見過ごされているのが現状です。

男性を対象とした新研究結果発表

カリフォルニアプルーン

「プルーンが女性の骨の健康にプラスの効果をもたらすことについてはかなりの証拠が挙がっていますので、男性の骨の健康にも有効な役割を果たし得るという結果には特に心が躍ります。今後も男性の骨やその他の健康上の成果における『プルーン効果』の研究を続けたいと考えています」と、主要研究員であるサンディエゴ州立大学運動及び栄養科学部のシリン・フーシュマンド(Shirin Hooshmand)博士(RD)は述べています。

このランダム化対照臨床研究では、50歳から79歳までの57名の健康な男性を、毎日100グラムのプルーンを食べ続けるグループとプルーンを食べないグループに分け、12か月後の結果を観察しました。1年後、プルーンを摂取したグループでは骨破壊のバイオマーカーが著しく低下しましたが、対照グループには変化がありませんでした(フーシュマンド博士らの研究、2021年)。また研究執筆者らにより、プルーンを食べた男性群は、骨形状が改善して骨の強度が向上していることが報告されました。

従来の研究は女性の骨粗しょう症や骨の健康に焦点が当てられ、特にプルーンを摂取することにより、閉経後の女性の骨の健康に好影響を及ぼすが明らかになっています。50グラムから100グラムのプルーンを毎日食べ続けることにより、骨量が増加して骨破壊が減少する可能性が複数の研究によって示されています(アルジマンディ博士らの研究、2002年、フーシュマンド博士らの研究、2011年、2014年、2016年)。また、今年初めに『ボーン・レポート(Bone Reports)』に発表されたケーススタディーでは、骨減少症で閉経後の女性が毎日50グラムのプルーンを16か月食べ続けた結果、総骨密度が増加したことが報告されています(ストロック博士らの研究、2021年)。

「骨の健康は女性だけの問題ではありません。男性もどう骨を守るか考える必要があります」と、カリフォルニアプルーン協会の顧問を務めるレスリー・ボンチ(Leslie Bonci)氏は述べています。「プルーンは常温保存ができる栄養価の高い食品であり、男性にとっても骨の健康を最適化するための予防的かつ積極的でおいしい選択肢なのです。」

このサンディエゴ州立大学の最新の研究は、プルーンに焦点を当てたこれまでの研究に画期的な成果を加えることになります。そして現在、プルーンが人間の骨の健康に与える影響についてさらなる調査が進められています。ペンシルベニア州立大学では、プルーンの摂取量の違いによる閉経後の女性の健康状態に対する影響を1年かけて調査する試みが行われています。この研究では、プルーンが骨の健康に与える影響をさらに調べるばかりでなく、炎症や消化器系の健康に対する効果にも目を向ける予定です。

フーシュマンド博士らによる男性の骨に関する研究はこちらからご覧いただくことができます。

https://www.liebertpub.com/doi/abs/10.1089/jmf.2021.0080

■財政支援

「Journal of Medical Food(薬効食品ジャーナル)」の研究は、サンディエゴ州立大学助成プログラム及びカリフォルニアプルーン協会(No. 57114A; ClinicalTrials.gov, No. NCT02325895)の財政支援を受けて実施されました。

「ボーン・レポート(Bone Reports)」の研究は、カリフォルニアプルーン協会から財政支援を受けました。

当リリースのURL: https://www.prune.jp/news/HCP20211203

<参考文献>

Wright NC, Looker AC, Saag KG, Curtis JR, Delzell ES, Randall S, Dawson-Hughes B, 2014. The recent prevalence of osteoporosis and low bone mass in the United States based on bone mineral density at the femoral neck or lumbar spine. J Bone Miner Res. 29(11):2520-6.

Hooshmand S, Kern M, et al., 2021. Effect of 12 months consumption of 100 g dried plum (prunes) on bone biomarkers, density, and strength in men. J Med Food. Oct. 29 published online.

Arjmandi BH, 2001. The role of phytoestrogens in the prevention and treatment of osteoporosis in ovarian hormone deficiency. J Am Coll Nutr. 20(5 Suppl: 398S-402S (discussion 417S-420S).

Hooshmand S, et al., 2011. Comparative effects of dried plum and dried apple on bone in postmenopausal women. Br J Nutr. 106(6):923-930.

Hooshmand S, Brisco, J.R., Arjmandi, B.H., 2014. The effect of dried plum on serum levels of receptor activator of NF-kappaB ligand, osteoprotegerin and sclerostin in osteopenic postmenopausal women: a randomised controlled trial. Br J Nutr. 112(1):55-60.

■カリフォルニアプルーン協会について

カリフォルニア プルーン協会は1952年に設立され、広告宣伝、PR、広報、栄養調査、作柄管理、持続可能性調査、危機管理などの活動を通じて、カリフォルニアプルーンの市場における高い地位の確立、消費者への浸透を目指しています。カリフォルニア プルーン協会は、カリフォルニア産プルーンのおよそ800の生産者及び28の加工業者を代表する機関で、カリフォルニア州農務局の管轄のもとに活動を行っています。